逆流性食道炎と食事
ここで逆流性食道炎の方達がご自分で出来る、食事対策を教えたいと思いますので、是非、参考になさって下さい。
腹八分目を心がける
逆流性食道炎を予防する上において、暴飲暴食をしないようにする事は非常に大切です。食べ過ぎると、それだけ胃酸が多く分泌されてしまうし、お腹いっぱいになった食べ物は、逆流しやすくなります。また胃の停滞時間も長くなりますので、逆流も起きやすくなります。特に夕食は食べ過ぎないようにしましょう。
肉や脂っぽい物を控える
肉や脂っぽい食べ物は消化に時間がかかるので、食べ過ぎに注意して下さい。例えば焼き肉、天ぷら、唐揚げなどです。そうした脂っこいものは、胃の停滞時間が長いのです。だから胃もたれの原因にもなりますし、当然、逆流もしやすくなります。もし食べたい時は、夕食よりも昼食の時にすべきです。何故なら人間の消化能力は、夜よりも昼間の方が高いからです。
夕食は早目に済ませる
夕食を済ませてから寝るまでは、最低3時間は空けるようにして下さい。寝てしまうと、胃の消化能力が下がりますので、胃の中に食べ物が残ってる状態で寝ると消化不良を起こしてしまいます。するといつまでも胃に食べ物が停滞しますので、逆流も起きやすくなります。つまり夜食は一番よくありません。
よく噛んで食べること
よく噛んで食べると唾液も多く分泌されます。唾液にはアミラーゼという消化酵素を含んでますので、唾液と一緒によく噛めば、胃で消化する負担を軽くする事が出来ます。さらにそれだけではありません。よく噛むと食べ物の中の空気を抜く事が出来ます。すると胃に入る空気の量を減らす事が出来ますので、ゲップの回数も減ります。ゲップの回数が多いと、一緒に胃酸が逆流するリスクも高くなります。つまりよく噛んで食べる事は、ゲップを減らす事にもつながるのです。
炭酸飲料に注意
先程のゲップに関係しますが、炭酸飲料の飲み過ぎは空気の飲み過ぎですので、ゲップの原因になります。
アルコールに注意
酒類は食道を刺激しますので、注意して下さい。
熱い飲食物
熱い飲食物も食道を刺激しますので注意して下さい。
カフェイン
コーヒーなどに含まれるカフェインは、胃を刺激して胃酸の分泌を促進させますので控えて下さい。
唐辛子
キムチ、明太子などに含まれる唐辛子の取り過ぎに注意して下さい。胃を刺激して胃酸の分泌を促進させるからです。逆流性食道炎ばかりか胃潰瘍の原因にもなります。
砂糖の多いもの
砂糖が多く含まれてる甘い菓子は気を付けて下さい。胃を刺激して胃酸の分泌を促進させてしまいます。チョコレートは砂糖に加えて油脂も含まれてるので、胃の停滞時間が長くなってしまうので余計に悪いです。
塩分の多いもの
塩分の多いものは、胃を刺激して胃酸の分泌を促進させるだけでなく、食べ物の胃の停滞時間を長くしますので、逆流するリスクを高めてしまいます。